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閑話1:時代が早すぎた?ヒーロー番組に出たパソコン用語

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かつてお菓子のおまけカードで社会現象まで巻き起こし、現在でも系譜の新作が制作されているヒーロー番組が仮面ライダーシリーズですが、1作目不慮の事故による主役交代が起死回生となり、一躍ブームになった「変身」にまつわるエピソードです。

後年、バラエティ番組等でも紹介されてご承知の方も多いように、撮影初期に起こった不慮の事故により、主役交代劇で導入された「変身」ですがシリーズ2作目のV3までは同じ流れでポーズが作られました。そこで今回のネタとなった3作目「仮面ライダーX」で「変身」が「セタップ」に変わります。

この「セタップ」という新しい変身は、仮面ライダーXがメカニカルライダーとして設定された為に、変身をよりメカニカルに見せるため、「変身シークエンス」を見せると言う意味で「SETUP」を短縮っぽく表現した造語です。

「SETUP」はパソコン用語でハードやソフトウェアを組み込んで使える状態にするという意味で用いられています。特にソフトウェアの場合は、インストールと同義に扱われています。

しかし、残念ながらこの番組が放映されていた時期は、1974年でパソコンという言葉すら一般的に使われておらず、子供達にとってコンピューターと言えば基地内の巨大な設備というイメージしか無かった時代です。視聴率低下により「セタップ」は従来スタイルの「大変身」へ置き換えられてしまいました。

前半のストーリーも大人向け過ぎて、後半は従来のスタイルに戻しながら、新しい要素は取り込む形にしましたが、3クールを待たずに35話で放送終了してしまいました。

現代ならターゲット層の子供達ですら、学校でパソコンの授業があるので、すんなり受け入れられたのかもしれませんね。時代が早すぎた演出をした結果。あだとなったのかもしれません。

※当時のストーリー展開が気になる方は、DVDでどうぞ

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