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短命だったWindowsMeを使った頃

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我が家で今でも埃をかぶっているWindowsMeのインストールディスクが残っていますが、別にお金を出して購入したわけではなく、当時購入したIBMのノートパソコンThinkPadがWindowsMe発売直前のモデルだったので、無償アップデートの対象になっていただけでした。

もちろん、購入時に入っていたOSはWindows98SEで、晩年の修正が入った状態だったので、9x系のWindowsにしては、それなりに安定してたのですが、新しいWindowsを使いたかったのとIBMからアップグレードの支援プログラムが供給されたので、WindowsのCDが到着したときにすぐアップグレードを行っていました。

直前に発売されていたWindows2000の出来が良かったので、メインパソコンには、すでに2000がインストールされ、安定した環境を実感出来ていたので、最新版のWindowsMeに期待してた部分も多いが故の選択でした。

しかし、残念ながら、その期待は早くも打ち砕かれ、うちで使ったWindowsの中では最短のわずか3週間という短命に終わる結果となりました。

何しろ、電源を入れて立ち上げたときは普通に動いててもちょっとアプリケーションを立ち上げて何かやると、どんどん固まりだしてしまうというやっかいな状態になり、複数のウインドウを開いて作業でもしようものなら、使い物にならなかったからです。

むしろWindows98SEの頃は、ここまでひどくなかったのにどうしてだろうかと思っていましたよ。メモリは、最大搭載能力の192MBまで、増やしてたんですが、非力でした。

原因は、Windowsがメモリーの管理をきちんと出来ずに居たので、アプリケーションなどを開いてから閉じてもメモリーがうまく解放されていないようでした。そこでメモリーを解放させるためのソフトを購入して対応したんですが、焼け石に水の状態でした。

さすがに私もこれ以上Meに期待すること無く、Windows2000のクリーンインストールを行って、市販のパソコンをカスタム化してしまいました。

この頃、すでに私にとって市販のパソコンは、OSさえあれば良いという感覚になっていたのです。

WindowsMeをパソコンメーカー各社が発売したときは、メーカー独自に対応策を導入しての市場投入だったようですが、私のようにバージョンアップ対応品は、マイクロソフトが提供している基本プログラムとMe用のドライバー程度しか無かったので最悪の状態だったようです。

元々Windows9x系のOSは、Windows3.1との互換を目的として、16bitと32bitの混在環境と言う不安定な土台で設計されたOSだったのに、メディア系の新技術を投入してメモリーの負担を増やしてしまったが故に不安定だったのだと思います。

ただ、使えば使うほどシステムが壊れてしまうという現象を回避するために現在のWindowsでも継承されているシステムの復元を初めて投入するなど、それなりに改善策を投入していたのですが、時すでに遅しという感じでした。

裏では、企業向けに純粋な32bit機として安定したOSに9x系のインターフェイスで使いやすくしたWindows2000を更に改良し、9x系と完全に一本化した後継のWindowsXPを準備してたのですから、Meはすでに回収の余地無く、短命に終わる結果となったのです。

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